2007年12月17日 (月)

中国NGOのホンネ

 かのんさん、コメントありがとうございます。大変励みになります。

 ずいぶん前ですが、とし坊さんもありがとうございました。

これからも「忘れた頃にやってくる」ぐらいのペースでしょうが、続けていきたいと思います。

 今回は非政府組織(NGO)の話です。

中国にもNGOはあります。

女性の職業支援、孤児の生活支援、環境保護などなど。

政府の支援をあまり期待できない彼らは、社会貢献活動に熱心な外資企業の援助を頼りにしています。

先日、中国のNGOの代表らと雑談したら「欧米企業に比べると、日本企業の援助はちょっと…」とホンネを話してくれました。

主な違いは以下のようです。

◎欧米企業の場合

           ホームページやパンフレットで「こういう活動に私たちは援助するよ」と積極的にPRしていて、方針が分かりやすい。

           実績が少ない団体が申請しても活動次第で資金を提供する。

           団体を「育てていこう」という意識が強い。

 ◎日系企業の場合(トヨタとか)

    日系企業からのPRが少ないので、NGO側から情報を集める必要がある。

    審査を申し込むと「中国政府との関係は?」と、当局と関係が円満かをすごく気にする。

    「もう少し実績がほしい」とこれまでの活動実績を重視する

    社会の評価が既に固まった団体向けに援助したい意識が強い。

なーんか、ベンチャー企業に投資を渋る日本の銀行みたいな話ですね。

まあ、やむを得ない事情もあります。

欧米企業は自国でも社会貢献事業が企業評価に直結します。

例えば新しい土地に工場を造ったり、地元の財界に名を連ねる必要がある時は、まず地元のNGOや福祉団体にポンと寄付する必要があり、そういう社会貢献をしてようやく「仲間」扱いされると聞きます。

なので、各社は社会貢献に詳しい専門スタッフが必ずいて、場合によっては他社から年収数千万円の高給でヘッドハンティングしたりするそうです。

一方、日本企業はたまたま異動した社員がたまたま社会貢献事業を担当するケースが多い。

当然、専門知識が無いので、リスクがない方、リスクがない方に走りがちです。

私が中国のNGOの人たちにそんな説明をすると、彼らもそういう事情は分かっているそうで、

「確かに、そういう面があるんでしょう。日系企業を批判するつもりは全くないし、感謝もしています。ただ、本当に援助を必要としている団体に日系企業の援助があまり届かず、ある程度資金に余裕のある団体に援助が向かっている傾向があるのは分かってほしいです」

と話していました。

なーんか、日本の政府開発援助(ODA)を思い出しました。

「地元政府の意向に応じた援助が多く、庶民の暮らし改善に直結しない援助が多い」とよく言われていますね。

官民の援助とも同じように言われるということは、日本社会の体質を何か表しているのか…。援助するからには地元の人に感謝されたいですね。

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2007年12月 6日 (木)

幹部は死ぬまで偉い!

久々です。あいさつもそこそこに書きます。

先日、70歳を超えた中国共産党の元幹部という人に会いました。

こちらの接待で食事をしながら中国情勢を聞きました。中国は引退しても情報をたくさん持っている有力者が多いからです。

さて、食事も終わり、元幹部を外まで送り「タクシーを呼びましょう」と告げたところ、元幹部は「ああ、車はあるからいいよ」とのこと。

すると、中国でも数百万円するBMWの高級車がスルスルと現れ、元幹部を乗せて去っていきました。

何とまあ、引退して10年過ぎても、党の幹部には専属の高級車と運転者がついているのです。

防衛省の守屋次官が逮捕されず定年を迎えていたとしても、こんな待遇は無いでしょう。福田首相でも引退した後、公費もしくは党費で生涯運転手付きということはないと思います。

この件で一つ「分かった!」ということがあります。

昨年、北京で大きな国際会議があった時、「北京五輪の渋滞解消テスト」として「会議の間、公用車の8割にあたる50万台の運転を自粛する」という方針を打ち出していました。

私は「公用車を使わないで問題ないとしたら、じゃあその車はもともと意味ないじゃん」と疑問に思っていました。

たぶん、50万台の車の何割かはこういった元党幹部の車なんでしょう。

「老同志、申し訳ありませんが国家のために短期間だけ、ご協力下さい」とか頼んだのでしょうか。

中国では党幹部の腐敗が深刻な問題になっており、胡錦濤主席も温家宝首相も「腐敗撲滅」と繰り返しています。

私は「何でこんなに腐敗を無くせと言っているのに無くならないのか」と疑問に思っていましたが、「引退した後も死ぬまで好待遇は当たり前」という世界なら、当然「任期中はいい思いをして当たり前」と思うのでしょう。

党幹部の腐敗体質の一端をかいま見た思いでした。

北京の庶民の給料は、安いところでまだ月1000元(1万5千円)。

あのBMWと運転手の金を庶民に充てれば、どれだけ生活が潤うことか…。

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2007年9月23日 (日)

中国人はマナーが悪い!?

 忙しくてずっとほったらかされていたブログをまた再開します。この間の経過とか説明すると、また時間がかかるので前戯、いや前説無しに始めます。

 さてさて。最近日本の友人から電話が来たり、北京で会ったりすると

「チューゴク人って本当にマナーが悪いんだってな?」

という話がお約束で出ます。

 私としては3分の2は首をタテに振り、ただ3分の1は首をかしげるところがあります。

 確かに中国人のマナーの悪さは数えればキリがありません。

 行列を無視するとかタンを吐くなんて許容範囲。

 火のついたタバコをそのまんまごみ箱に入れるとか、お尻の割れたズボンをはいた子どものオシッコを路上でさせたりとか。

 以前、旅行で地方へ行った時、ホテルで露天風呂があるので入ってみたら、中国人男性が何と湯船に入りながらタバコを吸っていました。喫煙経験者の私から見ても、うまいとは思えないんですが…。

 しかも横を見ると、別の男性が湯船に入りながらカップラーメンを食べていました!

 露天風呂の敷地内にカップラーメンや飲み物を売っている売店があったので、公認のようです。いやはや何とも。

 しかしですね。逆に「日本の方がマナーが悪いんじゃないか?」と感じる時もあります。

 先日お盆で日本へ帰国した時、電車に乗ると、立っている客がいるのに、若者が足を投げ出して前の座席を占領したり、若い女性が隣の席にポーチを置いていました。

 それを見て

「中国にこんな人いないよ!」

 と思わず心の中で叫び、さらに「うわっ、何? 今の自分の考え?」と驚いていました。

 そう。中国ではバスや電車は座席すべてにキッチリ座り、物を置いたり二席分占領するような人を見たことがありませんでした。

 さらに最近、妊娠五カ月ほどでお腹の出てきた北京在住の日本人女性と話をすると

 「北京で電車やバスに乗ると、100%ゼッタイ席を譲られるので驚いた」

 と話していました。

     

 マナーが悪いのも事実だし、こういった一面があるのも事実。

 私の個人的意見ですが、中国は歴史的に「お上」や「社会システム」を頼りにせず自力で生きる社会なので、その分「公共」概念が少ないように思われます。

 なので、タバコのポイ捨てや路上のオシッコなどは平気。

 一方、人間関係は日本よりまだまだ濃厚で、初対面でもベラベラしゃべるし、人と人との距離が近い気がします。だから「公共」という抽象的なもの平気で無視するけど、目の前にいる「人」に対しては、配慮が必要と思ったらすぐ行動に移れる、というように感じます。

 そう考えると、日本はどうなんでしょう。

 日本だって公共心というのはどっかに行ってしまった気がするし、「うちの子が頭が悪いのは先生のせいだ」と言うモンスターペアレンツや、企業に何回も電話をかけるクレーマーとか人間関係もギスギスしている気がします。

 「ばれなきゃ何やってもいい」というような発想は、むしろ自分の姿を無防備にさらす中国人より悪質な気がします。

 さてさて、私たちはどれぐらい「中国人は…」という資格があるのでしょうか。ちょっと考え込んでいる今日この頃です。

 

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2007年7月 8日 (日)

危険な話

中国製の食品や医薬品が世界中で問題になってますね。

中国産原料を使ったペットフードでアメリカでは犬が死に、医薬品原料でパナマの患者が死亡しています。
 中国国内でも、劣悪な粉ミルクを飲んだ乳児が死亡、「偽酒」を飲んだ成人が死亡するなどの事件が相次いでいます。
 

ここからは私が直接聞いた「危険な話」です。

仕事でよく会う中国人男性は、自宅でアイさん(家政婦)を雇っています。

そのアイさんは副収入のため自宅でブタを飼育して売っているのですが

「ブタを売る一カ月前から、ブタを大きくするための薬を食べ物に混ぜるの。そうするとブタはブクブク太って、食べて寝て、食べて寝てを繰り返すだけになるの」

だそうです。

薬漬けのブタを売ってアイさんは大喜び。

ミートホープの社長が「いやあ、上には上がいるもんですね」と驚くかもしれませんね。

次は、同じ中国人男性が八百屋さんで聞いた話。

キュウリは「イボイボが大きい方がおいしい」と言われるそうですが、あるところでは、キュウリに避妊薬を注射してイボイボを増やしてるというのです。

避妊薬で排卵を抑制する(?)ことでイボイボが増えるとは学問的に正しいかどうか分かりませんが。

八百屋さんによると「そういった薬品は野菜のタネや肥料を売っている業者のところで簡単に手に入る」そうです。うーん。

さて、最後にこれは日本人から聞いた話。

中国のイチゴには、成長を促進するため「ホルモン剤」を注入しまくっているイチゴがあるそうで、毎日イチゴを食べていた2歳の女の子が「生理」になってしまった、そうです。

怖――い! ちょっとこれは「都市伝説」と言うか、うわさ話に尾ひれが付いた気がしないでもないですね。しかし、火のない所に煙は立たずとも言います。それに近い事例があったのかもしれません。

小さな娘さんがいる家庭では「避妊薬入り野菜を食べて将来不妊症になっても困るし、ホルモン剤入り果物を食べて生理が来ても困るし、どうすればいいの!?」と悩んでいます。

ある日本人家庭は、外国人向け高級スーパーや割高の産直制度を利用するようにしています。

逆の意見も紹介しておきましょう。

二十年近く中国に住んでいる六十代の日本人男性は

「そういう話は極端な例だよ。私は現地の庶民と全く同じ食べ物を食べ続けているけど、何にも異常はない。健康そのもの。街角で売っている一個五角(八円)の白菜とかおいしいよ」

だそうです。

私も中国で一年ぐらい暮らしてますが、とりあえずは異常ありません。

体に毒が蓄積されて「時限爆弾」のようにいつか何かが起きるのかもしれませんが…。

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2007年7月 2日 (月)

ふしぎなメニュー

 北京市中心部で「呉越水郷」という店へ行きました。上海料理の店で、秋は美味しい上海カニが楽しめます。

 

今ひとつ違う楽しみができるのは、そのメニューの日本語です。

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近くに日系のホテルニューオオタニがあるので、日本語の説明があるのですが、逆に混乱するような説明が並んでいます。

 まず下の写真。

Photo_7

中国では動物を「只」と数えます。一匹、二匹の「匹」ですが、ここでは「ただ……だけ」と訳しています。

学校の漢文の授業を思い出しますね。「いわんや……をや」とか。

でも「高級の魚のスープ」と食べ物の意味が分かるだけいいですね。下の写真を見てください。

Photo_8

「ネギの烏は参加します」…

「烏参」はナマコの意味ですが、わざわざ一文字ずつ分解して動詞の「参加」にしてしまったようですね。

本来は「ネギとナマコを醤油に付けて、汁が無くなるまで煮込んだ(いためたかな)もの」という意味だと思います。

それでも「ネギの烏は参加します」は、一応は日本語の文法にはなっています。下のはどうでしょうか。

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「手はスッポンの甲を引き裂きます」…。うーん。シュールですねえ。

本来、「手でちぎったスッポン」という意味です。「てにをは」が違うだけで全く異なってみえます。

写真の上の方にある「味噌の刺激性の味がする植物は魚の頭を蒸します」の方が、まだ日本語らしい気がしてきますね。

さらに、メニューには何と「危険物」もありました。

Photo_10

食べ物が「破裂」してはいけませんね。

「爆」は高温の油でサッと焼く、あるいは沸騰した湯の中でサッと煮るという意味ですが、「爆」を「爆発」の意味にとらえたようです。

そして一番びっくりしたのがこれです。

Photo_11

店が「まずい」と思っているものを客に出してはいけませんよね。

「糟」は「酒かす」の意味です。正しくは「酒粕につけた腸詰め」です。

中国では「糟」を「しまった!」「失敗した!」という時にも使うので、そういう意味で「まずい」と使ったようです。

でも、それならそれで「失敗した腸詰め」を客に出す、と言うことになってしまいますが。

面白かったのはこのメニューですね。

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「悪辣な魚」!

「ワルだけどいかした野郎!」って感じでちょっとクールです。

「辣」は「ラー油」の「辣」なのですが、わざわざ「悪辣」と難しく訳すとは。

狙っていたら面白いですね。

「招稗」は「その店の看板料理」という意味です。

一連の日本語訳は、ヤフーの自動翻訳機能とか使って訳したんでしょうか。人間の頭で考えて訳したニオイが感じられません。

 中国の有名料理店はメニューに結構、日本語の表記がありますが、みんなこれと似たり寄ったりです。

北京大学に留学中の日本人留学生とかに頼めば、百元(千五百円)ぐらいで一晩もあれば訳してくれると思うんですけどね。

もちろん、日本人も語学力では人のことを笑えませんよね。

「ポカリスエット」は訳すと「汗くさい水」みたいな意味(「水みたいな汗」かな?)になり、欧米では「飲み物ちゃうやん」と笑われているというのは有名な話ですね。

私たちが身につけている衣服などの英語表記もいい加減と聞きますし。

人の振り見て我が振り直せということで、このネタはおしまい。

また面白いメニューを発見したら報告します。

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2007年6月22日 (金)

エロいけてる北京

国内出張から北京へ戻った時のこと。北京空港の柱に、テレビの新番組の広告が貼ってありました。

大きさはタテ1メートルぐらいです。

Photo_3

「好奇害殺猫」(好奇心が猫を殺す)というタイトルからすると、大人の男と女の関係をミステリータッチで描いた話でしょうか。

内容よりも、このポスターの女性の胸を見てください、胸を。

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胸のドレスからかいま見える下着と胸の一部そのもの!

北京国際空港で、こんな広告が堂々と宣伝されているとは!

これが計算されたチラリズムとしたら感服するしかありません。

さらにこの広告の裏側はこういう写真です。

同じ番組の宣伝の違うカットです。

Photo_5

う~ん、これまた下着姿同然の女性。しかも下のよく分からない男が女性らしき足を手にしているところが、また何だかいやらしいですねえ。

 日常の風景にさりげなく、かつ堂々とそそる写真が存在する北京、あなどれない街です。

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2007年6月15日 (金)

エロかっこいい北京

全然ブログ更新してないなあ…。

いつも文章の長いもの書こうとするから、逆に書けないんだよなあ。

というわけで今回は、街で見かけた北京の広告をそのまんま紹介します。

タテ2メートル近く、日本で言えばキオスクみたいな売店の側壁に表示されています。

男性雑誌の表紙をそのまま拡大したものです。

これです、ドン。

Photo

雑誌は「男人装」というタイトル。訳すと「メンズ・ファッション」。別に、女性に男の服装をさせて萌える雑誌ではありません。じゃあ何で女性が表紙なのとツッこまれると私も困りますが…。それより彼女たちの顔がなかなかクールです。長い髪に切れ長の目。いかにも中国美女です。これです、ドン。

Photo_1

そして、この下半身。思いっきりセクハラモード写真、ドン。

Photo_2

こんな写真がほぼ等身大で街角に堂々と立っている。

私が中学生だった時にこれを街角で見たら、これだけでもう家に帰って(自粛)してしまいそうです。

日本だって今や何でもありでしょうが、この広告もたいしたもんです。

「下着ならOK」というコラムでも書きましたが、ヌードはご法度なのにそれ以外はぎりぎりまでアリというのが北京の不思議なところです。

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2007年5月 7日 (月)

白い巨塔

 日本のテレビドラマは通常、週に一回の放映ですが、中国は月-金の連日放送が基本です。

 ゴールデンタイムを含めドラマの時間帯は、NHKの朝ドラや民放午後一時台のドラマと同じように連日放送しています。

 昨年、日本のテレビ番組『白い巨塔』(唐沢や江口洋介が主演した新しい方)が中国でも放映され、かなりの人気となりましたが、やはり放送は連日でした。

しかも一日で二回分(二時間)をまとめて放映したそうです。

だから約二十五回分の内容が半月で放送終了。

知り合いの中国人に「あの番組は日本では週に一回、半年かけて放送したんだよ」と話すと、「信じられない。一週間も次の話を待ってられないよ」と驚かれました。

あと、中国で録画機能付きDVDを買おうと電器店などを回った時、ほとんどが再生専用DVDで驚きました。

大中電気という北京有数のディスカウント電器店に行った時も、三十数種類のDVDのうち録画機能があったのは四種類だけ。

やはり知人に尋ねると「中国人はあまりテレビ番組を録画しないなあ」とのこと。

理由としては

   録画してまで熱心に見るほど面白いテレビ番組がない

  大半の中国人は残業無しで定時に家に帰るので、夜のドラマならきっちり見られる。

   人気ドラマなら安い違法DVDがすぐ出回るので、それで見ればいい。

 --などなど。

 テレビ番組一つをとっても、その国の習慣や現状が見えてきますね。

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2007年4月28日 (土)

鼻毛

中国で暮らしていて困ることは「鼻毛」が伸びることです。

 

  油断していると、「田舎に住んでいる親せきのおじさん」みたいな鼻毛が両穴からニョキニョキと生えています。鏡を見て「この前切ったばっかりなのに」と驚きます。

 

かといって鼻毛を切りすぎるのも問題です。

今度は「はなそ」がすごい勢いでたまります。鼻が我慢できないほどモゾモゾして、外出中も人に見られないよう「はくそ」をほじらないといけません。

 中国はとにかく空気が汚れています。私は北京に来た当初、一、二カ月ほどセキが止まりませんでした。

 夜も咳き込んで一度は目を覚ます日々で寝不足になり「大変な所に来てしまった」と思ったものです(今は慣れてしまい、そんな自分が怖い)。

 石油などのエネルギーの使用効率は日本と中国では9・7倍の差があります。

 同じモノをつくるのに中国は十倍のエネルギーを使うわけですから環境も悪くなります。

自動車メーカーの人に話を聞くと「ガソリンに入っている鉛の割合が多い。北京の街に入ってすぐ「ツン!」とくるにおいで分かった。車の排気ガスがひどすぎる」と言っていました。

中国政府が今、日本側と関係改善を望んでいる理由の一つとして、日本の環境・省エネ技術が欲しいというのがあります。

ただ、中国側は「中日友好の証で、タダでちょーだい」と望んでおり、日本側は「あくまでビジネスベースで」と警戒しています。

今上海で開かれている国際モーターショーでは、マツダの車と全く同じデザインの車を中国の大手メーカーが出展しており、物議をかもしています。

「パクリも才能のうち」と思っているので堂々と出展するようです(パクリは認めませんが)。

なので、友好の証で省エネ技術を提供し、そのまんまパクられたらたまんない、ビジネスとしてきっちり契約しないと日本の技術が流出しちゃうという心配が出ています。

日中関係が悪くとも困るし、関係が深まれば深まったでまた問題あり。

鼻毛が伸びるのも困るし、切りすぎるのも困る、というのと似て……いませんか。

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2007年4月16日 (月)

復活

 諸事情があり、二カ月もブログを更新できませんでした。

 これからはリハビリ気味に、少しずつお話を提供していきたいと思います。

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