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2007年1月31日 (水)

禁断の盲人プレイ?

 北京の街角には「盲人」という大きく記した看板があちこちにあります。

盲人按摩マッサージのことです。

 北京にマッサージ師はたくさんいますが、マッサージ好きの知り合いの日本人に聞くと

「目の見えない人はそれだけ触覚、指先が敏感みたいで、すごくうまい。盲人マッサージを受けたら、もう普通のマッサージは物足りなくなる」

と話しています。

中国でもそれが一般的評判なので、あちこちに「盲人」「盲人」という看板があるそうです。ある意味、障害が逆に利点になっている、ほほえましい話ですね。

しかし、下のお店はちょっと事情が違うようです。

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エロ日本人男性専門の「キャンキャン」という店です。

よく日本人同士が「○○さんは今日、キャンキャン? ぐふふ~」という言い方をするので、有名な店です。

この店の向かいにフツーの日本人向けバーがあり、店を出た時に「あっ、キャンキャンってここにあったのか」と思わず写真を撮りました。

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 「盲人」という文字にマークが使われているのを、私は初めて見ました。

すごいコラボレーションとでも言うか…。

残念ながらまだ行く機会は無いのですが、私はてっきり、お姉さんが横につくカラオケスナックと思っていました。

  「マッサージ」と称して個室に入り、女性と2人きりで「仲良くする」店なのかもしれません。

  しかし「ピチピチ盲人ギャル」なんているんでしょうか? あまりに背徳的な…。

 そう言えば、普通の盲人マッサージも

 「実際は健常者のマッサージ師が『盲人』をかたっている場合が多い。客が『盲人を頼む』と言っても、『出張中なので私がやりましょう』とごまかしたり」

と聞きました。

 キャンキャンもそんな感じなんでしょうね。

 さすがに「俺は盲人ギャルじゃないと萌えないんだ! 盲人出せ~」

なんて倒錯した日本人客はいないでしょうからね。

 また詳しい情報が入ったらお知らせします。

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2007年1月29日 (月)

エロ本だらけの地方空港

 先日まで中国の地方都市に出張していて、ブログが更新できませんでした。失礼しました。

 さて、その地方都市から北京へ帰る際の話。地方空港で荷物検査を終え、ロビーで搭乗時間を待っているPhoto_78 時でした。

 「まだフライトまで一時間あるな。退屈だな」と思っていたら、本屋を見つけました。

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 そして、そこでこんな本を見つけました。

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 じゃじゃ~ん。ブログのタイトルでお分かりの通り、エロ本です。

 正確に言えば「芸術写真集」。本の題名は「百位人体模特(モデル)芸術造形」です。

 お堅い中国ではヌード写真はご法度。ただしここ数年、あくまで「芸術」という名目でこういった写真集が登場するようになってきました。

 もちろん、買う人はエロ本として買っています。

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あくまで芸術なので、中味はそそるようなポーズ、きわどい写真はなし。リンゴで股を隠すなど、古典的な表現もありました。

 表紙のお姉さんはなかなかいけますが、全体としてモデルのお姉さんの容姿、髪型等、20年以上前の日本のエロ本レベルでした。

 ヘア写真が基本なのは意外ですが。

 「ちょっとこれはいくら何でも…」と思ったのは下の写真集です。

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 本のタイトルは「芸術とモデル」。

 中を見ても、西洋の裸婦絡みの名画が掲載され、その横に同じポーズを取った女性のヌード…。

 これはギャグかと思いました。これら名画の掲載許可は当然、美術館からもらっていないでしょう。

 そして、これらの写真集だけで終わりかと思いきや、さらにすごいものを発見しました。

 これです、ドン。

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 見渡す限り「SEX」「SEX」「SEX」の文字…。

 CDケースのような型紙のカバーとビニールで覆われています。

 手に取ってみると、シリーズ物で「初めての出会い編」とか「夫婦関係が疲れた時編」とか訳の分からないタイトルがついています。

 さらに後ろを見てみると、

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 どれも日本人と西洋人の写真が2枚ずつサンプルとして載っています。

 日本人については、見たことあるようなAV女優、グラビアアイドル、そして叶姉妹の写真などでした。要はおそらく、日本や欧米の雑誌、エロ本から勝手に複写した海賊版写真集なのでしょう。

 しっかし、地方空港とは言え、公営交通機関にある本屋の三分の一近くにこんなエロ本を並べ、しかも無許可転載や海賊版の写真を堂々と陳列するとは…。いったいどういう神経をしているのでしょう。

 よく見ると、本棚の脇に小さな張り紙がありました。

 「十八歳未満お断り」

 「もう、そういうレベルの問題じゃないだろ!!」

 思わず一人つっこみをして、空港を立ち去りました。

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2007年1月17日 (水)

北京の吉野家

Photo_75  北京の外国人向けマンションではNHK衛星放送は見ることができます。

昨年、NHKの夜7時からのニュースで「吉野家の牛丼が部分解禁」というニュースを見て「NHKが取り上げるほどの社会現象なんだ」と驚きました。

実は中国でも吉野家が進出しており、こちらは狂牛病騒ぎの間も現在もずーっと営業を続けています。中国産の牛を使っているそうです。

日本みたいに平屋の一軒家で駐車場アリ、という形ではなく、マンションの一階にあるか、デパートの中にあるのが大半です。写真の店も地元デパート内の店です。

 店舗数はマックやKFCに比べると少なく、ピザハットなどよりは多いぐらい。

売上高で見ると中国国内のファーストフード分野ではマックに次いで二位という繁盛ぶりです。

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普通盛り単品が11元(約165円)。キムチ、豆乳とセットが17元(約250円)、豆腐、コーラ(!)とセットで18元(約270円)。他にも鳥丼、カレー丼もあります。

l 中国の庶民の一食代は10元以上20元未満ぐらいなので、ちょうどいい価格です。

北京は日本料理と名の付く店はピンからキリまで200軒もあると言われています。ただ、ちゃんとした日本食にありつくには日本国内と同じかそれ以上の値段がかかります。

 なので、牛丼はお手軽な「日本食」として在住日本人にも人気です。

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私も月に2、3回は食べています。海外で食べる牛丼もなかなか乙なものです。(牛丼の右側は「焼き鳥おでん」とでもいうような食べ物。しかもやや甘い)

ただ、肉はややパサパサしていて「つゆだくお願い!」というようなことはできません。

しかも、紅ショウガが無いことが多い。クリープを入れないコーヒーなんて、紅ショウガのない牛丼なんて…(モロ昭和のCM)。

こちらの日本人は「中国四千年の味覚をもってしても、紅ショウガの魅力が分からないのか!」と嘆いています(もちろん勝手な意見)。七味は必ずあるんですけどねえ。ここらへんが微妙な味覚の違いですね。

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2007年1月14日 (日)

中国もやっぱ格差社会

Img_0016  昨年末、中国ではインターネットで次の写真が出回りました。

 リッチな母親に見守られ、靴を磨いてもらう子ども。靴を磨くのは、同じ年頃の子どもを背負った貧しそうな女性…。

  「これが今の中国の実態だ」と、中国の貧富の格差をたった一枚で表した写真です

地元有力紙、中国青年報が20-30歳代の若者1万人に世論調査したところ、89%が「貧富の差が深刻になっている」と回答しています。

どういう階層で格差があるかを尋ねると「権力を持っている者と持たざる者」「経営者と労働者」「沿海地区と内陸部」という内容です。

中国国家統計局のデータでも、10%の最富裕層が国内の富の45%を握っているそうです。

これってもう、普通の資本主義国と同じ問題点ですよね。

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そんなわけで胡錦濤さんはいま必死に「和階社会」(階は本当はゴンベン)というスローガンを唱えています。「バランスが取れた社会」という意味です。

前の指導者のトウ小平さんや江沢民さんは「先富論」(みんな一緒じゃなくても、豊かになれるやつからどんどん豊かになりゃいい)を掲げてきましたが、格差があまりに進んできたので、みんながみんな「小康」(そこそこ)の暮らしができる社会をつくろうというのが「和階社会」です。

もともとそれが社会主義の理念なのに、何をいまさらという気もしますが…。

胡錦濤さんもきれい事で言っているわけじゃなく、尻に火がついているのでマジに「和階社会の実現を!」と言っています。

というのは、中国ではいま毎年、当局が認めているだけで8万件の「プチ暴動」が起きているのです。

土地がほしい企業と結託した腐敗地方政府の立ち退き要求に住民が反対運動を起こしたり、公害で苦しむ農民が抗議活動をして警察官と衝突するなどの動きがあちこちで起きているのです。

最近は携帯電話のショートメールで「うちの町ではこんなことが起きている」と横の連絡も取りやすくなりました。

プチ暴動がいつ大規模な反乱になってもおかしくないのです。

そんなわけで胡錦濤さんは、「年貢」にあたる農業税を、中国四千年の歴史で初めて廃止にしたり、いろいろな優遇措置をして、農村の貧困を解消しようと努力しています。

また、人民解放軍の兵士は大半が農村の出身なので、軍隊が反乱民衆と組んだらマジでヤバイという心配もあります。 

 日本で戦前、陸軍の一部が反乱を起こす「2・26事件」がありましたが、それも東北地方出身の兵士が地元の農民が貧困に苦しむ姿に我慢できず決起したのが一因でした。

 人民解放軍兵士の給料は10年前は100元(1500円)程度でした(衣食住は別途支給)が、最近は2000元ぐらいに大幅アップしています。これも兵士の不満をなくすための措置です。

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 それでも、トウ小平さんや江沢民さんが放った「格差OK」という火は山火事のようになっており、胡錦濤さんがバケツの水で消火しようとしてもとても消えそうにありません。

 昔の天安門事件のように、学生や知識人が民主化を求めて動き出すという理念型の運動は起きそうにありませんが、生活や生命にかかわるせっぱつまった行動、暴動は今年も各地で起きることが予想されます。13億の民を満足させることは難しい…。

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2007年1月 8日 (月)

温さんも来なさい、胡さんも来なさい(水戸黄門風)

あけましておめでとうございます。

年末年始は私用でばたばたしまして、全然ブログを更新できませんでした。チェックしていただいた方、申し訳ありません。6カ国協議シリーズ最終回(日本の立場編)も書く予定ができませんでした。これは次の機会に。

 

 今年もまた、分かりやすくて面白く、本音ベースの中国リポートを目指していきますので、よろしく。

 さて、それでは新年ということで、2007年の日中関係に関するキーワードを、思いつくまま、できるかぎりめんどくさい言葉は抜きにして述べていきたいと思います。

パート1は「温首相・胡主席来日」です。

 昨年10月、安倍首相が中国を訪問しました。今度は中国首脳が日本を訪れる番ということで、日本政府側は「ねえねえ、早く来てよ」とせっついています。

 安倍政権は造反議員の復党を許したことや政治資金をめぐる不祥事で大臣が辞任したりで、支持率が落ちています。ここで中国の首脳が来日すれば「小泉さんがぶち壊した日中関係改善をまた一歩前進!」とアピールできるわけです。

 中国ナンバーツーの温家宝首相は3月下旬ごろに来日する線で話は進んでいます。日本側はさらにナンバーワンの胡錦濤国家主席も秋に呼びたいと言っています。

 中国も「喜んで!」と居酒屋の店員のように応じたいのですが、一番のネックは靖国問題です。

「またかよ。もういいかげんにしてよ」

というブログ読者の声も聞こえてきそうです。

 安倍さんは「靖国神社に参拝するともしないとも言わない」という「あいまい戦術」を取っています。

 「首相になっても靖国神社は参拝する」と言い続けてきたはいいけど、安倍さんもばかではないので、参拝したら日中関係はシャレにならない事態になることも分かってます。紅白歌合戦でDJ OZMAの裸のボディースーツの演出騒ぎどころでは済みません(ああ、またテレビネタを)。

そこで、一国の首相が「行くか行かないかは、なーいしょ」と説明責任を放棄するというアクロバットなワザを編み出したわけです。

 しかし、中国側は「もし安倍が靖国に行ったらどうしよう?」という不安がぬぐいきれないのです。

 胡錦濤主席は、本音の部分では「靖国神社問題なんてもう過去の話として終わりにしたい。もっと互いがもうかる話を進めていこうよ」と思っています(直接聞いたわけじゃないですけどね)

でも、胡主席が日本に訪問した後に安倍首相が靖国参拝したらメンツは丸つぶれで、中国内部での政治的立場が悪化します。DJ OZMAどころの…もういいか。とにかくそれは避けたい。

だから、温首相は訪日しても、ナンバーワンの胡主席の訪日は難しいようです。2008年は日本でサミットがあり、中国は最近はサミットにオブザーバーで参加しているので、07年は温首相の来日だけで済ませて、サミットに参加する形で胡主席も訪日する、ということでお茶を濁すのではないでしょうか。

 現状を客観的に見て、日中関係を壊さないためには安倍さんは不本意でも首相として靖国参拝を自重することが正解だと思います。

ただ、首相担当の記者に聞くと、安倍さんは「優柔不断なおぼっちゃん」と思われているのを意外にかなり意識しているそうです。

「年に一回は靖国参拝をする」という脳内ノルマも持ち続けているそうなので、もしかしたら「ボクだって、やる時はやるんだずぉ~」と突然、靖国参拝をする可能性はあるそうです。

裸のボディースーツは直接は誰かに迷惑をかけませんが、首相の行動は多くの人に迷惑をもたらす可能性があるので、判断を誤らないことを祈ります。

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