2007年12月 6日 (木)

幹部は死ぬまで偉い!

久々です。あいさつもそこそこに書きます。

先日、70歳を超えた中国共産党の元幹部という人に会いました。

こちらの接待で食事をしながら中国情勢を聞きました。中国は引退しても情報をたくさん持っている有力者が多いからです。

さて、食事も終わり、元幹部を外まで送り「タクシーを呼びましょう」と告げたところ、元幹部は「ああ、車はあるからいいよ」とのこと。

すると、中国でも数百万円するBMWの高級車がスルスルと現れ、元幹部を乗せて去っていきました。

何とまあ、引退して10年過ぎても、党の幹部には専属の高級車と運転者がついているのです。

防衛省の守屋次官が逮捕されず定年を迎えていたとしても、こんな待遇は無いでしょう。福田首相でも引退した後、公費もしくは党費で生涯運転手付きということはないと思います。

この件で一つ「分かった!」ということがあります。

昨年、北京で大きな国際会議があった時、「北京五輪の渋滞解消テスト」として「会議の間、公用車の8割にあたる50万台の運転を自粛する」という方針を打ち出していました。

私は「公用車を使わないで問題ないとしたら、じゃあその車はもともと意味ないじゃん」と疑問に思っていました。

たぶん、50万台の車の何割かはこういった元党幹部の車なんでしょう。

「老同志、申し訳ありませんが国家のために短期間だけ、ご協力下さい」とか頼んだのでしょうか。

中国では党幹部の腐敗が深刻な問題になっており、胡錦濤主席も温家宝首相も「腐敗撲滅」と繰り返しています。

私は「何でこんなに腐敗を無くせと言っているのに無くならないのか」と疑問に思っていましたが、「引退した後も死ぬまで好待遇は当たり前」という世界なら、当然「任期中はいい思いをして当たり前」と思うのでしょう。

党幹部の腐敗体質の一端をかいま見た思いでした。

北京の庶民の給料は、安いところでまだ月1000元(1万5千円)。

あのBMWと運転手の金を庶民に充てれば、どれだけ生活が潤うことか…。

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